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CASE
口腔鼻腔瘻に対する保存治療 ②
見た目にはそれほど悪そうに見えなくても、すでに骨が大きく溶けていることがあります。この症例では、歯周ポケットの中を清掃すると歯根が大きく露出し、鼻の中までつながっていました。骨が失われた部分に再生療法を行い、歯を保存しました。
本症例の記録
- 動物種
- 犬
- 病名
- 口腔鼻腔瘻
- 処置
- 歯周組織再生療法・歯の保存
- 01
術前の状態

犬歯の周囲は、一見するとそれほど悪い状態には見えません。
- 02
歯周ポケット内の清掃後

歯周ポケットの中を清掃すると、歯根が大きく露出し、鼻の中までつながっていることがわかりました(左:清掃前、右:清掃後)。
- 03
レントゲン画像

赤線で囲んだ部分の骨が溶けています。ここに歯周組織再生療法を行いました。
- 04
術後1年の状態

歯肉の状態が回復しています(上:術前、下:術後1年)。
- 05
術後1年の骨の状態

歯槽骨が大きく回復していることがわかります(左:術前、右:術後1年)。
- 06
術後26ヶ月の状態

回復した歯槽骨が維持されています(左:術後1年、右:術後26ヶ月)。治癒後にこの状態を維持するためには、日々のブラッシングによる口腔ケアが非常に大切です。
外から見える状態と、骨の中で起きていることは必ずしも一致しません。早期に発見できれば、抜歯せずに再生療法で骨を回復させられる可能性があります。